こんにちは、AYAです!
ピアノを習っている人、もしくは子どもにピアノを習わせている親御さんなら誰しも上手くなりたい、なってほしいと思いますよね。
ただ闇雲に練習するだけでは、なかなか上達しません。
じゃあどんな練習をしたら良いのか、今回は、音楽の専門学校卒業・講師経験ありの元楽器店店員による【ピアノが上達する方法】を4つご紹介します。
その方法とはズバリ、、、
●グレードの良い楽器を購入する
●毎日練習は絶対!基本中の基本
●指のトレーニングを曲を演奏する前に「毎回」する
●曲に表現をつけてみる
ではなぜこの4つなのか、それぞれ詳しく解説していきます。
・ピアノが上手くなりたい人
・上手くなりたいけど、どのような練習をしたら良いか分からない人
・ずっと習っているけど中々上手くならない人
目次
グレードの高い良い楽器を購入する

楽器店で働いていた時にピアノ販売も行っていましたが、接客時によく言われたのが
「続くか分からないから安いので良い」という言葉でした。
確かにピアノは何十万~何百万という値段で決して安い買い物ではありません。
すぐに辞めてしまった場合、無駄になってしまうという気持ちもよく分かります。
ですが、妥協して購入されたお客様の半分以上が「やっぱりもっと良いのにします」と買い替えられています。
その理由として、
①タッチ感が違う
②音の聴こえ方が違う
この2つが大きな要因と考えられます。
①タッチ感
安いので良いというお客様は最初、電子ピアノを購入される傾向があります。
もちろん電子ピアノも良いところはたくさんありますし、最近の電子ピアノはアコースティックピアノにすごく近づけて作られているので初心者の人にはおすすめです。
ただし、いくらアコースティックピアノに近づけて作られているとしてもあくまで電子なので鍵盤の構造が違い、タッチ感に差が出てくる
そうすると何が起こるのかというと、レッスンではアコースティックピアノで演奏するのに家では電子ピアノだとタッチ感が違い上手く練習できないということになってしまいます。
発表会だとグランドピアノですからなおさら電子ピアノでは限界な部分もでてきます。
②音の聴こえ方
アコースティックピアノは鍵盤を押したときにハンマーが弦を叩き、それが響板といわれる板を通して直接耳に音が届くようになっています。
対して電子ピアノはサンプリングされた音が流れるようになっています。
音の広がりはもちろんですが、強弱をつけたりするときにもアコースティックピアノの方が自分が思った通りに表現してくれるので表現力が身につきます。
どのピアノがおすすめなの?
以上を踏まえてどのピアノがおすすめかというと、習っているならもちろんグランドピアノが良いです。
とはいえ、グランドピアノは大きい上に値段も高いのでなかなかご家庭に置くのは厳しいという人が多いと思います。
箱形のアップライトピアノなら場所もあまり取らない上に、値段もグランドピアノよりは安いものがほとんどなので、予算があるのなら断然こちらの方が良いです。
電子ピアノを買うにしても「グランドピアノの弾き心地に近いもの」を購入してください。
もちろんグランドピアノが置けるのならぜひグランドピアノを置いてください。
どんなピアノが良いかについて、それぞれ以下の記事で紹介していますのでそちらをご覧ください。
ギャップに悩まないように、なるべくグレードの高いピアノを買ってもらいたいです!
毎日練習は絶対!基本中の基本
これは当たり前のことですね。言うまでもありません。
よく「1日練習をさぼったら3日分遅れる」と言われるほど毎日練習は大切です。
これは最初の【良い楽器を購入する】に直結していて、良い楽器があると練習のモチベーションが上がりますよね。
私の体験ですが、小学生のときエレクトーンを習っていて、最初は鍵盤が少ないキーボードしか家にありませんでした。
だから鍵盤も足りない足鍵盤もないで練習する気が起きなくて毎日練習しなくてよく親に怒られていました。
でもエレクトーンを買ってもらってからは嬉しくて毎日5時間くらい練習していました。
ただ練習するだけではダメ
毎日練習すると言っても、ただ曲を通しで演奏するだけでは全く意味がありません。
それは、苦手箇所を徹底的に弾き込むことです。
どんな曲を弾くにしても「苦手な場所」があると思います。
苦手な場所がミスなく弾けるようになるまで、その前後を徹底的に練習してください。
通しで曲を演奏するのはその日の練習終わりの1、2回で大丈夫です。
発表会でも緊張しにくくなる
発表会などの大舞台では、失敗してしまったらどうしようと思うのが大半です。
その不安を無くすには毎日練習して自信をつけ、不安を取り除くことが大切になってきます。
本番は練習の半分くらいしか成果を発揮できないと言われています。
先ほど解説した「苦手箇所」を潰しておけば、少しは自信を持てると思います。
詳しく緊張しない方法を解説している記事があるので、ぜひ読んでみてください。
練習しすぎでダメということは決してありません。
練習すればするほど身になりますので、ぜひ継続してみてください。
指のトレーニングを曲を演奏する前に毎回する
いきなり曲を練習するのも良いですが、指のトレーニングをしてから曲に移ると指も温まってきてスムーズに練習にはげむことができます。
例えば速弾きするときも指のトレーニングをしっかりしていれば、きれいに弾くことができます。
速弾きがきれいに出来たら、すごく上手に聴こえますよね。
おすすめはハノン スケール
ハノンとは、ピアノを習って一番最初に行う指のトレーニングです。
いろいろな音階のパターンやキーがあり、指のトレーニングをするにはもってこいです。
キーが変わるだけでも一気に弾きにくくなったりするので、そこをどう上手く演奏できるか試行錯誤しながら練習していくうちに指もすっかり動くようになるでしょう。
おそらくピアノを習い始めた初期の段階でハノンを練習すると思います。
ハノンが気になる人はぜひチェックしてみてください。
初心を忘れずに、練習する前はしっかりこのハノンで指のトレーニングをしましょう。
それほど重要ということですね♪
曲に表現をつけてみる
曲を演奏するときに「強弱」はつけていますか?
ただ曲を演奏するだけでは演奏がのっぺりしてしまい、メリハリがない感じになってしまいます。
楽譜にも「クレッシェンド・デクレッシェンド」など、記号が記されていると思います。
ぜひそこを意識して演奏してみてください。
強弱をつけるだけでも曲にメリハリがついて聴き応えがあるように聴こえます。
体も使って表現するとより良い
曲だけでなく「体」も使って強弱をつけるとより上手に見えます。
コンクールやテレビなどで上手な人はよく体を動かしているのを見ませんか?
音+体で表現をつけると多少技術は無くても、表現をつけない時に比べて上手に見えるし聴こえます。
ぜひ意識して演奏してみてください。
そうするとコンクールで必ず賞を受賞していました♪
まとめ
以上が、私が考える【ピアノが上達する方法】4つです。
- グレードの高い良い楽器を購入する
- 毎日練習は絶対!基本中の基本
- 指のトレーニングを曲を演奏する前に毎回する
- 曲に表現をつけてみる
この方法はピアノ以外の楽器にも言えることです。
すぐに実践できるものがほとんどなので、今からでもぜひ練習に取り入れてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。