こんにちは、AYAです!
子どもに何か習い事をさせたいという時に「ピアノ」の選択肢がある親御さんがいると思います。
そんな時に思い浮かぶのが「ヤマハ音楽教室」という人が多いのではないでしょうか。
テレビCMなどでよく耳にするヤマハですが、実は個人のピアノ教室とはレッスン内容が異なります。
お子さんにせっかくピアノを習わせるのなら、自分に合った方針のレッスンを受けさせたいですよね。
今回はヤマハ音楽教室に15年通った上に、ピアノ講師の経験もある私が【ヤマハ音楽教室と個人ピアノ教室どちらが良いのか】を解説していこうと思います。
・ヤマハ音楽教室と個人ピアノ教室で迷っている人
・それぞれのメリット・デメリットを知りたい人
目次
ヤマハ音楽教室と個人ピアノ教室どっちが良いのか
まず結論から申し上げますと、音楽を身につける上で「どんな風になってほしいか」で決めるのが良いです。
どういうことかと言うと、先ほどもお話したようにヤマハ音楽教室と個人ピアノ教室ではレッスン内容が異なります。
じゃあ何が違うのかを今から詳しく解説していきます。
ヤマハ音楽教室のレッスン内容
ヤマハ音楽教室では「子どもたちが自ら音楽を楽しめるようになること」を目指しており、どんな形でも音楽が楽しめるようなレッスンになっています。
「みる、きく、うたう、からだをうごかす」を主体とし、年齢に応じたコース分けがされていて、ヤマハ独自のカリキュラムで言葉を覚えるように音楽を身につけられます。
また、「聴く力」がぐんと伸びる時期といわれている3~5歳で、「聴く力」を徹底的に鍛えて音感を身につけます。
つまり、「子どもに絶対音感をつけたい!」という人におすすめです。
ヤマハ音楽教室について詳しく知りたい人はこちら
またヤマハ音楽教室がどんな感じなのか詳しく書いた記事がありますので、合わせてご覧ください。
個人のピアノ教室のレッスン内容
個人のピアノ教室では「楽譜を読んで弾く」というレッスンが主になります。
幼い頃からしっかりピアノに触れることが出来るので、演奏技術がしっかり身につきます。
楽譜を読む力もぐんと上がり、パッと楽譜を出されてもスラスラ初見で弾くことが出来ます。
つまり、「楽譜がスラスラ読めるようになってほしい!」という人におすすめです。
ヤマハ音楽教室のメリット

それぞれのレッスン内容が分かったら、今度はメリット・デメリットを見ていきましょう。
別の記事でもヤマハ音楽教室のメリット・デメリットを解説していますが、改めてここでも解説していこうと思います。
絶対音感が身につく
先ほどもレッスン内容のところでお話しましたが、ヤマハ音楽教室は「聴く力」を徹底的に鍛えます。
なので、必然的に「絶対音感」が身につきます。
協調性が身につく
ヤマハ音楽教室は基本的にグループレッスンです。
ということは、同じレッスンを受けている「仲間」がいるということです。
時には協力したり、時にはライバルになったり、仲間がいることで自分の成長にも繋がります。
「仲間と協力することを学んでほしい」という人はおすすめです。
講師のレベルが高い
ヤマハの講師になるには「ヤマハ講師資格取得試験」に合格しないといけません。
ヤマハ音楽教室は「きく」「うたう」「ひく」「よむ」などの様々な音楽に力を入れているので、講師もそれに対応していないといけません。
通う場所に困らない
ヤマハ音楽教室は全国に約2200もの会場があります。
全国共通のカリキュラムなので、「引っ越しをして遠いところに行ってしまう」という時でも、引っ越し先の会場で編入手続きをすれば同じようにレッスンを受けることが出来ます。
ヤマハ音楽教室のデメリット

続いて、ヤマハ音楽教室のデメリットをご紹介します。
楽譜があまり読めない
何度も言いますが、ヤマハ音楽教室では「聴く力」を重点的に鍛えています。
もちろん楽譜を「よむ」ということもしていますが、「聴く力」に比べてそこまで本格的に鍛えているという訳ではありません。
周りの友達も「楽譜を読むのが得意」という人はあまりいませんでした。
もちろん個人差はありますが、「楽譜を読むのが苦手」という子が結構いるという印象です。
集団行動が苦手な子は不向き
ヤマハ音楽教室では基本的にグループレッスンを採用しています。
そうなってくると、集団行動が苦手な子はあまり向かないかもしれません。
言い方は悪いですが、一人で勝手に行動してしまうとみんなに迷惑がかかってしまい、思うようにレッスンが進まない場合があります。
時間の融通が利かない
低年齢の子のレッスンは曜日と時間が決まっています。
その上、グループレッスンなので「一人だけこの時間で」ということが出来ません。
なかなか都合が合わず、時間の融通が利く方が良いという人にはおすすめしません。
親の付き添いが必要
時間の融通が利かないに似ていますが、低年齢の子は親と一緒にレッスンを受けます。
「都合が合わないから一人でレッスン受けてね」ということが出来ません。
親の都合が合わないとなかなか難しいと思います。
個人ピアノ教室のメリット

続いて、個人ピアノ教室のメリットを見ていきましょう。
先生としっかりマンツーマンでレッスンが出来る
「個人」ピアノ教室なので、しっかりレッスンを受けることが出来ます。
分からなかった所を気軽に質問出来たりするので、上達も早いです。
しっかりレッスンを受けたいという人はおすすめです。
同じ講師で続けることが出来る
ヤマハ音楽教室ではグループが変わったりすることがあり、その場合は講師が変わってしまうこともあります。
せっかく慣れていた先生だったのに変わってしまってレッスンが受けにくくなったという子が何人かいました。
個人ピアノ教室では講師が変わるということがありませんので、安心してレッスンを続けることが出来ます。
月謝が安い
ヤマハ音楽教室は10,000円前後(コースにもよる)なのに対し、個人ピアノ教室は大体5,000円前後の所が多いです。
もちろんピアノ教室にもよりますが、相場は個人ピアノ教室の方が比較的安いです。
個人ピアノ教室のデメリット

続いて、個人ピアノ教室のデメリットを見ていきましょう。
教室を見つけるのが難しい
個人ピアノ教室は個人で自宅などを改装してレッスンを行っている人がほとんどです。
場所はもちろん、ホームページが無ければどこにあってどんな会場なのか分からないです。
講師がSNSに強い人なら良いですが、そういうのが苦手な人が講師だとしっかりとした情報を得ることが出来ません。
先生との相性が合わないと続けにくい
先ほどもお話したように、個人ピアノ教室ではずっと同じ講師でレッスンを受けていきます。
相性が合えば良いですが、合わないと通うのが嫌になってしまい辞めたいと思うようになってしまいます。
ピアノの先生は十人十色なので優しい先生もいれば、厳しい先生もいます。
なかなかそこを見極めるのはとても難しいです。
設備が充実していない可能性がある
個人ピアノ教室は自宅を改装してレッスンを行っているところがほとんどというお話をしました。
もちろん綺麗に改装されているところが多いですが、中には設備が整っていない所もあります。
部屋が狭かったり、ピアノの整備がされていなかったりなど様々なトラブルがある可能性があります。
まとめ
それぞれのメリット・デメリットは分かりましたか?
結論、子どもがどんな風に音楽を身につけてほしいかで教室を決めるのがおすすめです。
【ヤマハ音楽教室がおすすめな人】
- 絶対音感をつけたい
- 仲間と学んでほしい
【個人ピアノ教室がおすすめな人】
- 楽譜をスラスラ読めるようになってほしい
- みっちりレッスンをしてほしい
私自身、ヤマハ音楽教室に15年ほど通っていましたが、通って良かったと思っています。
「絶対音感」という素晴らしい特技を手に入れることが出来たし、仲間と高め合ってレッスンすることが出来たからです。
ただ1つだけ後悔していることがあるとすれば「楽譜が読めるようになりたかった」です。
もちろんヤマハ音楽教室に通っている全員が読めないという訳ではありませんが、個人ピアノレッスンに比べたら読む力はそこまで無いという印象です。
最後までお読みいただきありがとうございました。