こんにちは、AYAです!
ピアノのコンクールの選曲に悩んでいるという人はいませんか?
もちろん自分が好きな曲を弾くのも良いですが、せっかくなら聴いている人に「すごい!」と思わせたいですよね。
重要なのは「選曲」です。
これは極端な例ですが、めちゃくちゃ上手な人なのに発表会ですごく簡単なきらきら星を弾いたら「え?」ってなりますよね。
では、選曲する上でどのようなポイントを抑えたら良いのかを元プレイヤーが解説していきます。
・選曲に悩んでいる人
・コンクールでのおすすめの曲を知りたい人

ポイント①どちらかと言うとクラシック曲がおすすめ
ポップスをピアノアレンジでかっこよく弾くのも良いですが、ピアノ演奏用に作られていないのでアレンジが難しいです。
よほど凄いアレンジをしない限り、あまり聴き応えがない感じになってしまいます。
「ショパン」や「ベートーヴェン」などのピアノクラシックを選ぶのが無難です。
だからと言ってポップスが全くダメという訳ではない
もちろんピアノクラシックを弾いた方が無難ですが、ポップスでもピアノアレンジをすればかっこよくなる曲はいくつかあります。
「自分はクラシックよりポップスを弾きたい!」という人は、今からおすすめのポップスを紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
YOASOBI「夜に駆ける」
2019年にリリースされた、YOASOBIの代表曲の1つです。
伴奏はもちろん間奏がピアノソロで演奏されているのでアレンジがしやすく、間奏のピアノソロもかっこいいのでポップスの中でもおすすめ上位に入ります。
YOASOBI「大正浪漫」
先ほどの「夜に駆ける」ほどメジャーではありませんが、こちらも間奏などにピアノソロが入っておりアレンジもかっこいい感じになっています。
私自身もピアノで弾いたことありますが、なかなか弾き応えがありかっこよく演奏することが出来ました。
Aimer「残響散歌」
イントロが印象的なピアノから入り、弾いている側も聴いている側も楽しめる曲です。
テンポが速く、かっこいい感じに弾きたい人におすすめです。
黒うさP feat.初音ミク「千本桜」
ボーカロイドを代表する曲の1つです。
間奏などがピアノソロでかっこよくアレンジされているので、かっこよく弾きたい人におすすめです。
X JAPAN「紅」
X JAPANを代表する曲に1つです。
何かのテレビ番組でピアノが上手い人を決める番組があったのですが、そこでこの「紅」を弾いた人が優勝していました。
アレンジがすごくかっこよくて優勝するのも納得でした。
ポイント②メリハリがある
これは、一番重視してもらいたいポイントです。
どういうことかと言うと、「静かな部分」と「聴き応えのある部分」があるということです。
ずっと静かな曲だと途中で聞き飽きてくるし、ずっと激しい曲だと聴いている側も弾いている側も疲れてしまいます。
適度に両方がある曲を選ぶと良いです。
さらに、終わりが盛り上がっている曲だとなお良いですが、途中でメリハリがついていれば終わりは静かでも大丈夫です。
さらに「起承転結」があるとなお良いです。
同じフレーズばかりだと聴いている側が飽きてしまいます。
ぜひそこも意識してみましょう。
どんな曲がある?
ピアノクラシックでメリハリがある曲をいくつかご紹介します。
①ショパン「幻想即興曲」
右手がずっと速弾きをしているので一見難しそうに聞こえますが、コツを掴めば実はそこまで難しくありません。
といっても難易度は上級の「E」です。
途中静かな部分があり、最後は盛り上がってそしてまた静かに終わるのでとても聴き応えがあると思います。
②ショパン「英雄ポロネーズ」
ショパンが作曲したポロネーズの中で最も力強い曲です。
こちらも基本は力強い感じですが途中静かな部分があり、最後は盛り上がって終わる曲です。
③ベートーヴェン「月光 第三楽章」
第一楽章の静かさとは一気に変わり、速く激しい曲調です。
特に最初の入りがとても印象的で聴いている人を惹きつけます。
激しい部分と静かな部分が交互に来るので、聴いている人も飽きない曲なのがポイントです。
④モーツァルト「トルコ行進曲」
モーツァルトの作品では特に有名な曲で、ほとんどの人が聴いたことがあるのではないでしょうか。
16分音符がたくさん出てきて弾くのが大変ですが、弾けたらとても聴き応えがある曲です。
⑤リスト「ラ・カンパネラ」
聴いたことがある人は分かると思いますが、この曲は非常に高い技術が必要な曲です。
音が飛んでいたりするので指をたくさん動かさないといけないし、オクターブもたくさん出てくるので弾くには相当な努力が必要です。
ですが、弾けたらものすごくかっこいいので「そろそろ上級者の仲間入りかな」と自信がついたらぜひ演奏してみてください。
ポイント③自分のレベルに合う曲
色々なポイントを紹介しましたが、まずは自分の弾けるレベルの範囲で選曲することが大切です。
どれだけ難しい曲に挑戦しても弾けないと意味がないですからね。
もちろん難易度が高い方が聴き応えがありますが、徐々にレベルアップしていけば大丈夫です。
ピアノがもっと上手になりたいという人は、別の記事で「上手くなる方法」を紹介しているのでぜひそちらをご覧ください。
レベル別おすすめ曲
ではどんな曲が良いのか、今までのポイントを元にそれぞれのレベルでおすすめの曲をご紹介します。
ポイント②で解説している曲はいずれも「上級レベル」ですので「初級~中級」までをご紹介します。
初級 ブルグミュラー「貴婦人の乗馬」
ピアノを習うと最初ら辺で「ブルグミュラー練習曲」を習うと思います。
そこに収録されている曲です。
スタッカートや和音などこれまでに習ってきたことが詰め込んであるので、最初の発表会に相応しいと思います。
初中級 ブルグミュラー「つむぎ歌」
こちらもブルグミュラーの曲です。
ブルグミュラーは「25の練習曲」と「18の練習曲」があり、つむぎ歌は「18の練習曲」に収録されています。
18の練習曲の方が難易度はやや高めです。
ある程度ピアノを弾くことに慣れてきて、しっかり指も動くようになってきたらこの曲に挑戦してみるのも良いです。
右手が速弾きをしているので聴き応えがある感じに聴こえます。
中級 ショパン「ワルツ 嬰ハ短調(Op.64-2)」
「短調」なので哀愁に満ちた響き且つ、かっこいい感じの曲です。
難しく聴こえますが、難易度は中級レベルの「C」ですので、コツを掴めばすぐに弾くことが出来ます。
まとめ:とにかくメリハリがある曲を選ぶ
選曲する上で大切なポイントをご紹介しました。
- どちらかと言うとクラシック
- メリハリがある
- 自分のレベルに合う曲
やはり「メリハリがある」というポイントを意識するだけでも大分違います。
メリハリがある曲なら上記でご紹介した曲以外でも良いので、ぜひ「メリハリ」は意識してみてください。
コンクールとなってくると必ず「賞」をつけられますよね。
私も小学生の頃、自分が弾きたい曲を弾いたのですが賞を取ることが出来ませんでした。
しかし、今回解説したポイントを抑えた曲を演奏すると「金賞」を取ることが出来たという実体験があるので、自分が弾きたい曲を弾くのも良いですが、「賞を狙っている」という人はぜひこのポイントを意識してみてください。
「賞を取りたい!」という人は別の記事で詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
