こんにちは、AYAです!
「ピアノを習いたいな」と思うとまず思い浮かぶのは何ですか?
おそらく大半の人が「ヤマハ音楽教室」もしくは「カワイ音楽教室」を思い浮かべるのではないでしょうか。
テレビCMでもよく耳にする「ヤマハ音楽教室」ですが、実際どんなレッスンをしているのか気になりませんか?
今回は「ヤマハ音楽教室」はどんな感じなのか、15年通った上に就職先もヤマハ音楽教室にした私が解説していこうと思います。
・ヤマハ音楽教室が気になっている人
・ヤマハ音楽教室がどんなレッスンをしているのか知りたい人
・ヤマハ音楽教室のメリット・デメリットを知りたい人
目次
ヤマハ音楽教室とは
ヤマハ音楽教室は70年の歴史を持つ音楽教室です。
全国に約2200会場もあり、例えお引っ越ししたとしてもどこでもレッスンを受けることが出来ます。
子どもの年齢に合わせたレッスンカリキュラムで、成長に合わせた音楽教育を行っています。
講師も幅広い音楽能力が必要なため、色々なレッスンに対応できる質の高い講師が揃っています。
ヤマハ音楽教室のコース
●1~3歳(年少未満)…ドレミらんど(もしくはドレミぱーく)
●3歳(年少)…ぷらいまりー
●4~5歳…幼児科
●小学生
etc…
このように年齢に応じてレッスンのクラス分けがされています。
ヤマハ音楽教室の特長
ヤマハ音楽教室では「子どもたちが自ら音楽を楽しめるようになること」を目指しており、どんな形でも音楽が楽しめるようなレッスンになっています。
音楽を通して”こころ”を育てます。
音を楽しむ、感じとる、そして自分の音で表現する、
それがヤマハの総合音楽教育です。
ヤマハ音楽教室 特長より
「みる、きく、うたう、からだをうごかす」を主体とし、言葉を覚えるように音楽を身につけられます。
また、3~5歳は「聴く力」がぐんと伸びる時期なので、その時期に「聴く力」を徹底的に鍛えて音感を身につけます。
なので「絶対音感」を付けたいという人にはヤマハ音楽教室はとてもおすすめです。
ヤマハ音楽教室のコース
先ほども少しお話したように、ヤマハ音楽教室には年齢に応じたレッスンが受けられるようにコース分けされています。
では、どのようなコースがどんな内容なのかを詳しく見ていきましょう。
1~3歳のドレミらんど
「ドレミらんど」とはヤマハの「情操教育」です。
【情操教育】とは
自然や芸術、日常生活で出会う様々な「体験」を通して、子どもの感性や情緒を育むこと。
子どもが音楽に興味を持ってもらえるように多彩な音源のCDを聴いたり、講師のピアノやエレクトーンの生演奏を聴いたりして「本物の音楽」を届けます。
【1歳からのらっきークラス】
子ども一人一人の気持ちや表現をしっかり受け止め、内面にある表現意欲を育みます。
自由に打楽器で遊んだり絵本を開いたりする時間を設け、新しい環境でも安心して参加できるように、レッスンを行っています。
【2歳からのぷっぷるクラス】
周りのおともだちとも進んで関わるようになることから、「音楽を通した遊び」の質が一段と高まります。
レッスンでは、クラシック曲の鑑賞や保護者にも積極的に参加してもらうリズムステップなど、新しい体験が加わります。
このようにドレミらんどの中でも「1歳のクラス」と「2歳のクラス」で分かれていて、年齢に合ったカリキュラムで音楽の力を育てています。
先ほども少し出てきた【ドレミぱーく】ですが、ドレミらんどは「継続レッスン」に対しドレミぱーくは「1回完結レッスン」となっています。
1回45分のレッスンで参加費は500円です。
季節によってレッスン内容が変わるので、「どんなレッスンか実際に体験してみたい」という人はぜひ参加してみてください。
3歳のぷらいまりー
もともと「おんがくなかよしコース」という名前でしたが、新しく「ぷらいまりー」というコース名になりました。
3歳は「想像すること」が大好きな時期と言われています。
その特性を生かしたレッスンがこの「ぷらいまりー」です。
3歳は、想像の世界に入り込み、「その気」になって表現ができるようになる特別な時期です。
ヤマハ音楽教室 ぷらいまりーより
この時期に質の高い音楽に触れ、楽しむ経験を積み重ねる豊かなインプットが、
将来、臆せず自分を表現できる力へつながります。
遊びの要素を取り入れながら実際にピアノやエレクトーンを弾いていき「自分なりのイメージを持ち表現すること」を目指しています。
「きく」「うたう」「ひく」「よむ」を主体とし、ピアノやエレクトーンの鍵盤楽器を用いて、自由に表現できる力を身につけていきます。
グループレッスンなので「協調性」「社会性」「粘り強さ」「集中力」などが身につきます。
「音楽の楽しさを知ってほしい」「楽器を演奏出来るようになってほしい」という人はぜひこの【ぷらいまりー】を習ってみてください。
4~5歳の幼児科
4、5歳は耳の力がぐんと伸びる時期と言われています。
その特性を生かしたレッスンで「音感」を身につけます。
人間の聴覚がもっとも発達するのは、4・5歳のころ。
ヤマハ音楽教室 4・5歳の発達についてより
この時期にたくさんの音楽を聴き、歌い、弾く体験を重ねること、“こころ”と“からだ”で、まるごと音楽に向き合うことで、
音楽のさまざまな表情やニュアンスを聴きわける耳が育まれます。
「きく」「うたう」「ひく」「よむ」「つくる」を主体とし、言葉を覚えるように音楽力を身につけていきます。
こちらもグループレッスンなので、友達と刺激し合うことで自主性や意欲を引きだし、協調性や社会性も育ちます。
このレッスンではとにかく「聴く力」を重点的に鍛えて、「絶対音感」を身につけるようにするレッスンとなっています。
「音感を身につけてほしい」という人はぜひこの【幼児科】を習ってみてください。
小学生からはじめられるコース
音楽の基礎から本格的な演奏力の習得までしっかりレッスンすることが出来ます。
ピアノやエレクトーンの鍵盤楽器はもちろん、ドラムやギターのコースもあるので、子どもが何をやりたいかで決めることが可能です。
それぞれのコースの詳しい内容はこちらからご覧ください。
ヤマハ音楽教室はどんな感じ?経験者の感想

私自身、4歳からヤマハ音楽教室に通い始めて約15年続けてきました。
昔とレッスン内容はほぼ変わっていないので、どんな感じでどんなことが身についたのかをお話しようかなと思います。
身についたこと
レッスン内容でもお話したように、ヤマハ音楽教室では「聴く力」を重点的に鍛えています。
なので必然的に「音感」が身につきます。
私自身も絶対音感をその頃から持っています。
あとはグループレッスンだったので時には仲間、時にはライバルと言った協調性やお互いを高め合うことも身につきました。
どんなレッスンだったか
幼児科では親も一緒にレッスンを受ける形になっています。
なので自分で音楽を楽しみつつも、親と一緒に楽しくレッスンをした記憶があります。
「先生の弾いた音を真似して弾く」「弾きながら歌う」など様々な音楽体験をしました。
小学生からは私はエレクトーンコースに進みました。
エレクトーンでは、テキストの曲を演奏するのはもちろん、エレクトーンフェスティバルといってソロもしくはアンサンブルで曲を演奏し、金賞・銀賞などの賞を決める大会も開催されます。
高学年になると、大会の曲は自分で耳コピして楽譜を書いたり、曲をアレンジしたりレベルの高いことをします。
あとは、【グレード】といって級を取っていく試験もあります。
数字が小さくなるにつれてどんどん難しくなり、しっかり試験対策をしないといけません。
ちなみに5級を取得すれば先生になれるラインとなっています。
ヤマハ音楽教室のメリット

ここからはヤマハ音楽教室に通う「メリット」をご紹介していきます。
音感が身につく
何度も出てきますが、ヤマハ音楽教室では「聴く力」を徹底的に鍛えていきます。
4~5歳の聴く力が伸びる時期に鍛えればほぼ確実に「絶対音感」を身につけることが出来ます。
私が勤めていた時もほとんどの保護者さんから「子どもに絶対音感を身につけさせたいです」と言われていました。
子どもに音感を身につけてほしいと思っている人はヤマハ音楽教室はとてもおすすめです。
協調性が身につく
ヤマハ音楽教室は基本的にグループレッスンです。
ということは、同じレッスンを受けている「仲間」がいるということです。
時には協力したり、時にはライバルになったり、仲間がいることで自分の成長にも繋がります。
「仲間と協力することを学んでほしい」という人はおすすめです。
講師のレベルが高い
ヤマハの講師になるには「ヤマハ講師資格取得試験」に合格しないといけません。
先ほども少しお話した【グレード】ですね。
ヤマハ音楽教室は「きく」「うたう」「ひく」「よむ」などの様々な音楽に力を入れているので、講師もそれに対応していないといけません。
実際、私が15年習っていた先生はめちゃくちゃレベルが高く、その先生のおかげで様々なコンクールで賞を取ることが出来ました。
通う場所に困らない
冒頭でもお話したように、ヤマハ音楽教室は全国に約2200もの会場があります。
全国共通のカリキュラムなので、「引っ越しをして遠いところに行ってしまう」という時でも、引っ越し先の会場で編入手続きをすれば同じようにレッスンを受けることが出来ます。
個人の教室だと、こういう時に困りますよね。
ヤマハ音楽教室のデメリット

続いて、ヤマハ音楽教室の「デメリット」をご紹介していきます。
楽譜があまり読めない
このお話は何回するか分かりませんが、ヤマハ音楽教室では「聴く力」を重点的に鍛えています。
もちろん楽譜を「よむ」ということもしていますが、「聴く力」に比べてそこまで本格的に鍛えているという訳ではありません。
周りの友達も「楽譜を読むのが得意」という人はあまりいませんでした。
もちろん個人差はありますが、「楽譜を読むのが苦手」という子が結構いるという印象です。
集団行動が苦手な子は不向き
ヤマハ音楽教室では基本的にグループレッスンを採用しています。
そうなってくると、集団行動が苦手な子はあまり向かないかもしれません。
言い方は悪いですが、一人で勝手に行動してしまうとみんなに迷惑がかかってしまい、思うようにレッスンが進まない場合があります。
その場合は「個人レッスン」の方がおすすめです。
時間の融通が利かない
ぷらいまりーや幼児科といった低年齢の子のレッスンは曜日と時間が決まっています。
その上、グループレッスンなので「一人だけこの時間で」ということが出来ません。
なかなか都合が合わず、時間の融通が利く方が良いという人にはおすすめしません。
親の付き添いが必要
時間の融通が利かないに似ていますが、低年齢の子は親と一緒にレッスンを受けます。
「都合が合わないから一人でレッスン受けてね」ということが出来ません。
親の都合が合わないとなかなか難しいと思います。
まとめ
ヤマハ音楽教室がどんな感じか、どんなことが身につくのかは分かりましたか?
私自身15年通って様々な音楽体験が出来たし、おかげさまで「絶対音感」という素晴らしい特技を身につけることが出来たので「ヤマハ音楽教室に通って良かった」と思っています。
現在二人の子どもがいますが、本人達が「音楽をやりたい」と言うなら迷わずヤマハ音楽教室に通わせると思います。
それほどヤマハ音楽教室で得られる音楽体験が大きいということです。
もし「音楽を習わせたいけどどこに通おう」と迷っているのなら、ぜひヤマハ音楽教室を検討してみてください。
「体験レッスン」も実施しているのでどんな感じなのか雰囲気が分かると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。